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行政書士試験の裏技(わからない問題が出題された場合)

 出題問題が全く分からない場合は、己の直感で選択肢を選ぶことになります。

 その場合、過去の選択肢で正解数が多いものを選ぶのが良いと思います。

行政書士試験の裏技(わからない問題が出題された場合)

 一般財団法人 行政書士試験研究センター には過去問及びその解答を取得することができます。

 法令問題、一般知識問題の五肢択一式問題の正解数をまとめました。

全体の五肢択一式問題の正解数の数は5が多い

 全体的に正解となる選択肢は大体均一になるようになっています。

 ただし、全体では若干ですが、5の解答が多くなるようです。ただし、分からない問題はすべて5というのは得策ではありません。

 本番では、各選択肢の数がいくつあるかまとめておくとよいです。

 例えば、選択肢5で確実に正解できると思う問題が12個あった場合は、さらに5を増やすというのは以下の正解数の実績から得策ではありません。

 各選択肢の正解数の割振りの傾向例年8~14問ということを踏まえて分からない問題の際に選ぶものを決めましょう。※平成26年度は4が正解となる問題は14問ありました。平成25年から令和4年までの選択肢の正解数を調査した結果となります。

選択肢➡ 1 2 3 4 5 合計
R4 12 10 9 11 12 54
R3 8 10 13 12 11 54
R2 11 10 12 10 11 54
R1 10 10 10 10 13 53
H30 10 13 9 10 11 53
H29 10 11 11 10 12 54
合計➡ 61 64 64 63 70  

 

法令科目は選択肢5の安定度が高い

 法令科目は選択肢5の正解数が安定しています。法令科目では40問の設問ありますが、5の選択肢はここ数年安定しています。

 もし法令科目を解答し、5の選択肢が少なかった場合は5を選ぶと正解できる期待値としては他の選択肢より若干高くなります。

 また、次点として1の選択肢も毎年7問を超える安定性を持っています。

 一方で、選択肢2・3・4は正解となる回答数が6以下となる数もありました。

正解となる選択肢数が5~12という数は一種の指標になるのではと思います。

選択肢➡ 1 2 3 4 5  
R4 8 8 8 8 8 40
R3 7 6 9 10 8 40
R2 10 7 6 8 9 40
R1 8 5 6 8 12 39
H30 7 8 8 6 11 40
H29 7 8 9 8 8 40
合計➡ 47 42 46 48 56  

一般知識は選択肢2、4の順で安定度が高い

 一般知識の安定の選択肢としては、2、4が毎年2問以上正解数があるので安定力があります。

 一方で、全体では正解数が多い5ですが、平成30年度は0という恐ろしい数字も出ています。

 そのため、現在までの傾向として安定しているのは2、4という風にとらえるが良いでしょう。そして、平成30年度以降、毎年正解となる選択肢の数が1だけの選択肢が続いているので全体のバランスから見て解答する選択肢を決めるというのも、戸惑うような正解数の配置となっています。

 一般知識はやはりそういう意味でも鬼門ですね…とはいえそういう傾向というのを知っておくのは損はないです。

 しかし、令和2年度は24点分の解答が3というのはどうでしょう?+1問で足切り回避できちゃいます。

選択肢➡ 1 2 3 4 5  
R4 4 2 1 3 4 14
R3 1 4 4 2 3 14
R2 1 3 6 2 2 14
R1 2 5 4 2 1 14
H30 3 5 1 4 0 13
H29 3 3 2 2 4 14
合計➡ 14 22 18 15 14  

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