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ITパスポート試験は文系のほうが取得しやすい件について

まず、ITパスポート試験情報処理試験技術者試験の中では文系寄りの試験です

理系と言えば、計算に強いイメージですが、数も多くありません。

この記事では、ITパスポート試験文系の方が実は取得しやすく有利なのではということをお話です。

この記事で分かること

  • ITパスポートは情報処理技術者試験の中で文系寄りの試験であること
  • 計算問題の数も少なく、ほぼ暗記で対応できるので理系が有利にならないこと

 

ITパスポートは情報処理技術者試験の中では文系寄りの試験

私が実際に受けてみた感想として

  • 計算問題の数が少ない。
  • 計算問題の難易度が高くない
  • ほぼ暗記で対応できる➡文系寄り

文系・理系という括りで分けると、文系試験=暗記科目のイメージを持つ方が多いと思います。

私だけでなく、ITパスポート試験文系寄りの試験という意見を持つ方も一定数いらっしゃいます。

 

文系寄りの試験という点について紐解いていきます。

ITパスポートは計算問題の数が少ない

 まず、ITパスポート試験は計算問題の数が少ないです。

ITパスポートの問題数は100題です。

令和3年春期では6題、令和2年8題 、令和元年は9題といずれも、

計算問題は10%もありません。

出題年 出題数
令和3年春期 6問
令和2年秋期 8問
令和元年秋期 9問

上記表:【ITパスポート】一夜漬けでの勉強法  より

 

ほぼほぼ、ITの用語の意味を知っていれば解けます。

90%以上は暗記で対応できる試験は文系の試験と言えると思います。

計算問題の難易度は高くない

過去問を一通り解いても意味不明な難しい計算問題も有ります。
※おそらく正答率を低くする想定の問題でしょう。

ただ、中学レベルの計算問題もあり、学習していなくても解けるようなものもあります

次のデータの平均値と中央値の組合せはどれか。

〔データ〕
 10,20,20,20,40,50,100,440,2000

 
  平均値 中央値
20 40
40 20
300 20
300 40
出典:ITパスポート試験令和4年春期 公開問題 問59

中央値の語句の意味を知っていなかったら、迷うかもしれませんが、平均値は数を全て足して9で割る程度なので、中学レベルの計算問題(あるいは小学生レベルですね…)でしょう。

あとは、中央値の言葉の意味を知っていれば、楽に解けるレベルです。

【平均値】
 10+20+20+20+40+50+100+440+2000=2700
 2700÷9=300

【中央値】
中央(9個中5番目)に位置する値(40)

勿論、難しい計算問題もありますが、上記のレベルであれば、理系が有利になるというレベルではないです。

ほぼ暗記で対応できる

ITパスポートが難しいと言える理由の一つとして「同じ問題は出題されない」という特徴があります。参照:【ITパスポートは難しい】難しい理由について 

そのため、単純な暗記(選択肢を覚える・問題文と解答をセットで覚える)では思ったより解答できていないといった形もなり得ます。

ただし、似たような問題は多数出題されており、IT用語の意味さえ理解していれば容易に解答できるのも特徴です。

IoT機器からのデータ収集などを行う際の通信に用いられる,数十kmまでの範囲で無線通信が可能な広域性と省電力性を備えるものはどれか。
 
ア.BLE   イ.LPWA ウ.MDM  エ.MVNO   解答:イ
LPWAの特徴として,適切なものはどれか。

ア.AIに関する技術であり,ルールなどを明示的にプログラミングすることなく,入力されたデータからコンピュータが新たな知識やルールなどを獲得できる。
イ.低消費電力型の広域無線ネットワークであり,通信速度は携帯電話システムと比較して低速なものの,一般的な電池で数年以上の運用が可能な省電力性と,最大で数十kmの通信が可能な広域性を有している。
ウ.分散型台帳技術の一つであり,複数の取引記録をまとめたデータを順次作成し,直前のデータのハッシュ値を埋め込むことによって,データを相互に関連付け,矛盾なく改ざんすることを困難にして,データの信頼性を高めている。
エ.無線LANの暗号化方式であり,脆弱性が指摘されているWEPに代わって利用が推奨されている。
解答:イ
出典:ITパスポート試験令和2年秋期 問70

IoT端末で用いられているLPWA(Low Power Wide Area)の特徴に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

LPWAの技術を使った無線通信は,無線LANと比べると,通信速度は【 a 】,消費電力は【 b 】

  a b
速く 少ない
速く 多い
遅く 少ない
遅く 多い

解答:ウ
出典:ITパスポート試験平成31年春期 問86

上記問題では、LPWAの用語の意味を知っていれば容易に解答することができますね。

 

  1. 計算問題が多くない
  2. 計算問題の難易度も高くない
  3. ほぼ暗記で対応できる

上記の特徴を勘案すると、文系試験は暗記寄りが多いので、そういう意味では暗記で対応できるITパスポート試験は文系寄りの試験で文系の方が実は有利と言えそうです。

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