ITパスポートを一夜漬けで合格することができる?
この記事ではもしITパスポート試験を一夜漬けで挑戦するとした場合の勉強法を紹介します。
●この記事で分かること
- 不可能ではないが、ITパスポートは一夜漬けで合格はかなり難しい
- 試験まで1日しかない場合の勉強法(全範囲を網羅して学習)
Contents
ITパスポートは一夜漬けで合格は不可能ではない
「ITパスポート試験を一夜漬け」や「1週間」など超短期間で合格された話を聞いたりします。

以下はtwitterで「一夜漬け」でITパスポート試験に合格できたという情報です。
実際に「ITパスポート試験」を一夜漬けでで合格されている方がいるので不可能では無いようです。
ITパスポート試験一夜漬けで何とか合格できた…
会社指示をのらりくらり受験かわしてたら、ついに怒られてやむを得ず速攻受けたわけだが、毎日11時に帰って疲れ果ててるのにどうやって勉強するねん。
意を決して徹夜で参考書読んだわい。くそが。— geko (@Abelshun) October 23, 2021
ITパスポート試験受かったー!
まあ、今受けたレポート結果だから正式では無いけど、とりあえず全項目基準を満たしてるから大丈夫でしょ
ほぼ一夜漬けなのに良くやったわ、自分— tommy (@tommy_u_ske) August 18, 2018
「正直すごいなー」と思います。
私は、コツコツ学習を進めた感じでした。
「自分だったらどのように学習すれば一夜漬けで合格可能だっただろうか?」
受験して合格した経験を元に「ITパスポートを一夜漬けで合格するための勉強方法」を考案しました。
前提として、試験前日は休日とし、学習時間は16時間確保できるとします。
ITパスポートを一夜漬けで合格するのが難しい理由
1. 出題範囲の広さと専門性
ITパスポート試験はストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3分野を横断し、経営戦略からITインフラ、プロジェクト管理まで網羅します。各領域の基礎用語を体系的に理解していないと、一夜漬けでは対応しきれません。
2. 専門用語・技術用語の多さ
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プロトコル、暗号化方式、IT統制など、専門的なキーワードが頻出し、丸暗記だけでは意味が頭に残りにくい。
3. 時間配分のシビアさ
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本番は100問を120分で解答。問題文が長い上に選択肢も多く、練習不足だと時間切れで未回答が増え、不合格につながります。
4. 応用力を問う設問構成
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単純な知識確認だけでなく、事例を読んで最適解を選ぶケーススタディ形式の問題が混在。背景理解と応用的思考力が必要です。
5. 推奨学習時間とのギャップ
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初学者は50時間以上、IT経験者でも20~30時間の継続学習が推奨される試験設計。一夜漬けでは知識の定着が追いつきません。
ITパスポートにノー勉は流石に厳しい
ITパスポート試験は、出題範囲がストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の三分野にまたがり、社会人が業務で触れる内容から専門用語まで幅広く問われます。そのため、学習ゼロの状態から当日いきなり挑み、十分な得点を確保するのは非常に難しいと言わざるを得ません。ただし、以下の条件に当てはまる場合は、最低限の対策で合格ラインに届く可能性があるかもしれないです
既存知識の活用
IT関連の業務経験や、他資格で学んだ基礎知識がある場合、重点的に未習分野だけを補強します。まったくの初心者とは得点差が生じます。
過去問の徹底演習
実際の出題傾向をつかむため、過去数年分のCBT形式問題を解き、間違えた問題の解説を理解してください。解答パターンを身体で覚えることが最短ルートです。
時間配分の工夫
試験は100問120分。1問あたり約1分15秒のペースで解答するため、難問に固執せず「解ける問題から正確に解く」ことを徹底する。
ノー勉合格を目指す際の注意点
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試験直前にスマホアプリやWEB講座で要点をインプットする。
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全く未知の領域(例:法律・セキュリティ)は潔く飛ばし、得意分野で点を稼ぐ。
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本番での緊張を減らすため、学習時間が少なくても模擬試験を一度は経験する。
ITパスポートを一夜漬けで合格するための勉強
一夜漬けで合格するためにはどのような学習をしていけば良いかという所から考えていきます。
使用するものは「ITパスポート試験ドットコム (itpassportsiken.com)」というサイトを利用します。
前日までに参考書等を購入していないのであれば、時間が無いのでネットで学習をしましょう「ITパスポート合格に参考書はいらない件について」に合格するためには参考書が必須でない理由を書いていますので、是非読んでください。
ITパスポート試験ドットコム (itpassportsiken.com)![]()
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学習方法はいたって簡単「学習方法は分野別の過去問を全て解くといった学習です。」
「たったこれだけ?」と思われそうですが、分量的にはかなり多いです。
ITパスポート試験は、2009年(平成21年春期)から年2回、出題数100問出題されています。
そのため、今まで出題された問題数は「2400題(※令和3年春期までで)」にものぼります。
例え、1問1分程度で解いたとしても、2400題×1分=2400分➡40時間
とても、一夜漬けでは間に合いません。
ちなみに私は1問解説読む込みで3分程度で解いていました。
※計算問題は時間が掛かります
ITパスポート試験を一夜漬けで学習するなら、計算問題は飛ばそう
実際に解いて見ての感想ですが、ITパスポートの学習で学ぶというよりは、中学・高校時にしっかり勉強してきた人は特に学習するまでも無く解けるような問題も出るな…といった感じです。
下の表は過去の出題問題(公開問題を含む)計算問題の出題数です。
出題年 | 出題数 |
令和3年春期 | 6問 |
令和2年秋期 | 8問 |
令和元年秋期 | 9問 |
ITパスポート試験は全100問出題されるうち計算問題は10問も及びません。公式もあるといえばありますが、解答からの逆算できる問題などもあります。
一夜漬けで学習するのであれば、解説をさらっと見る形で1分以内に抑えましょう。
ITパスポート試験の各分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)を満遍なく対策
満遍なく学習しないと痛い目に合います。ITパスポート試験では各分野毎に足切りが存在しますので、満遍なく学習する必要があります。
16時間でと考えると1問1分で過去4年分しか消化できません。
解答となっている用語は分野別の過去問で数回でてきますので、その用語は最低でも覚えましょう。他の選択肢の用語も覚えれたらなお良しです。
ITパスポート試験を一夜漬け、年度別の学習はオススメしない
やりがちなのは、年度別に学習するやり方です。
「令和3年春期」→「令和2年秋期」→「令和元年秋期」と進めていくような感じです。
インプットも何もしていないのに解けるわけありません。
なにより、分野毎まとまって学習できないため関連付けが難しくなります。

最後に運の要素も強いが、最後まであきらめずに学習する
ITパスポート試験はCBT形式のため、受験者毎に出題される問題が違います。
「知っているか。知らないか。」の要素が強く、知らない問題は解けません。
一夜漬けで過去4年分位を満遍なくできていたら、足切りは回避できると考えています。
「受験会場での待ち時間も諦めずに勉強しましょう。思ったより直前に学んだ用語も出たりします。」
可能ならば、しっかり計画を立てるべし
もしかしたら合格だけであれば、出来るかもしれませんが、以下のデメリットありです。
知識の定着不足
一夜漬けではアウトプット向けの要点しか覚えられず、試験後にすぐ忘れてしまいます。 実務で必要な概念や用語を自ら説明できないまま資格だけを持つ状態となります。ー^^^
実務活用への限界
一夜漬け合格では、企業内で求められる「ITを使った課題解決能力」や「システムマネジメント」の基礎が固まりません。 将来的に社内研修や上位資格取得の土台としても不十分となり、スキルアップの機会を逃します。
以上のようなデメリットもあるため、
ITパスポート⇒基本情報技術者⇒応用情報技術者⇒高度情報処理へと進むことを考慮すると、参考書を購入も検討しても良いかもしれないです。
以下の記事では、ITパスポートの参考書の評判をまとめてます。
ITパスポート教材の特徴評判について |
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