Contents
【Java】voidの使い方について(戻り値がない場合の修飾子※処理を終了させたい場合はreturn)
Javaのvoidは戻り値がない場合に使用する
Javaの修飾子のvoidは戻り値がないメソッドの場合に使用します。
メソッドの定義は通常、
アクセス修飾子 戻り値型 メソッド名(引数の型 引数名) の順で作成していきます。
戻り値型としては以下の値がセットされます。
- void:メソッドを実行し、処理が戻る際に値の返却がない
- boolean:trueまたは、falseの値が返却される
- String: 文字列が返却される
- int:数値が返却される
voidを使用したサンプルプログラム
public static void main(String[] args) { テスト() ; } public static void テスト() { System.out.println("test"); } // 実行結果 test
上記ではテストメソッドを呼び出し実行して「test」と出力させています。
テストメソッドは特に呼び出した後に、戻り値として値の取得はしません。
一方で、他の戻り値型では戻り値として値の取得を実施します
例:boolean型の戻り値
public static void main(String[] args) { boolean bln = テスト(); System.out.println(bln); } public static boolean テスト() { return true; } // 実行結果 true
変数 blnにはboolean型の値となるtrueを取得します。
一方で上記のプログラムでbooleanをvoidに変更すると、コンパイルエラーとなります。
public static void main(String[] args) { boolean bln = テスト(); System.out.println(bln); } public static boolean テスト() { return true; } // コンパイルエラー 型の不一致: void から boolean には変換できません※boolean bln = テスト();にてエラー void メソッドは値を戻すことができません※return true;にてエラー
voidは戻り値が無いため型変換はできないことによるエラーとまたvoidは値を返すことができないことによるエラーになります。
voidで呼び出した処理を終了したい場合はreturnを使用する
voidは戻り値がないためいったんreturnを使用できない風に見えますが、特定の条件で処理を行いたくない場合などにreturnで処理を中断するなどできます。
public static void main(String[] args) { テスト(1) ; } public static void テスト(int i) { if (i > 0) { System.out.println("処理中断"); return; } System.out.println("処理最後まで実効"); } } // 実行結果 処理中断 ※メソッドの引数を0とした場合 処理最後まで実効 ※return文を消した場合 処理中断 処理最後まで実効
if文の条件に合致して出力後return文で処理が中断されていることが分かります。
コメントを残す