ITパスポート試験は過去問だけで合格することができます。
ただし、学習の仕方を間違えると「テキストも必要だった」や試験自体も不合格となってしまいます。
ITパスポート試験ドットコムというサイトを有効活用して学習すれば、合格できます。
●この記事で分かること
- ITパスポートは過去問だけで合格できるということ
- テキストや過去問集などの購入しなくても合格可能ということ
- ITパスポート試験ドットコムが「テキスト」兼「過去問集」であるということ
Contents
ITパスポートは過去問だけで合格できる
「ITパスポート試験は過去問だけで合格できる?」という議論は、ITパスポート試験だけに問わず、資格試験に合格するためには過去問が重要視されており、「過去問だけで充分」という資格試験がいくつもあるからです。
結論として、ITパスポート試験は過去問だけで合格することが可能です。
これからITパスポート試験を過去問だけで合格できる根拠と勉強方法について紹介します。
ITパスポートを過去問だけで合格できる理由:テキストや問題集は過去問を中心に作成されているから
「資格試験のテキストや問題集はまず何から作成されているか?」については考えるまでも無く過去問から作成されています。
テキストについては過去問の出題実績から問題を分析して、試験で得点するための要点をテキストとしてまとめて作成されていることが容易に想定できます。
ITパスポートについては過去の出題実績とシラバス(試験範囲を示した冊子)を分析して、テキストを作られて、問題集は今までの過去問をベースにシラバスで試験範囲外になったものを除き、試験範囲として追加されたものにオリジナル問題を入れるといったような感じで作成されると思われます。
逆に言えば、今までの出題実績を分析してテキストや問題集が作成されているのだとすれば、出題実績そのものである過去問をマスターすることができれば、テキストや問題集は不要と言えるでしょう。
ITパスポートは過去問から出ないという情報もあるが合格に必要な知識は過去問から学習できる
ITパスポートは過去問から出ないという情報もあります。
結論として「そのまま」出題されることはほとんどないといった感じです。
ITパスポート試験ドットコムさんで今まで出題された過去問をまとめて解くことができます。
画面ではITパスポート試験のネットワークに関する問題について見ていきます。
上記の画面の例では、「LPWA」という用語が多く、出題されていることが読み取れます。
IoT機器からのデータ収集などを行う際の通信に用いられる,数十kmまでの範囲で無線通信が可能な広域性と省電力性を備えるものはどれか。
ア.BLE イ.LPWA ウ.MDM エ.MVNO 解答:イ
出典:ITパスポート試験令和3年春期 問92
LPWAの特徴として,適切なものはどれか。
ア.AIに関する技術であり,ルールなどを明示的にプログラミングすることなく,入力されたデータからコンピュータが新たな知識やルールなどを獲得できる。 IoT端末で用いられているLPWA(Low Power Wide Area)の特徴に関する次の記述中のa,bに入れる字句の適切な組合せはどれか。 LPWAの技術を使った無線通信は,無線LANと比べると,通信速度は【 a 】,消費電力は【 b 】
解答:ウ |
「LPWA」に関する知識があれば、いずれも解くことが可能ですが、同じ問題かといえば違います。
一方でITパスポート試験の上位資格である「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」の午前の問題は問題文、選択肢の順も全く同じという問題が多数出題されます。
他の情報系国家資格との比較もあっておそらく、「過去問から出ない」と言われていると思われますが、上記の問題で出題される用語について押さえれば、別の形で出題されても十分に対応可能なものです。
「ITパスポート試験ドットコム」さんでは、充分な量の解説をすぐに見ることができるので、試験に必要な知識を得ることができます。
そのため、ITパスポート試験は、過去問だけで合格することができ、そして「過去問集」の購入もいりません。
ITパスポート試験を過去問だけで合格できる勉強方法
それでは、実際にITパスポート試験を過去問だけで合格するための勉強方法を紹介します。
学習方法は分野別の過去問を全て解くといった学習です。
ITパスポート試験ドットコム (itpassportsiken.com)「たったこれだけ?」と思われそうですが、分量的にはかなり多いです。
ITパスポート試験は、2009年(平成21年春期)から年2回、出題数100問出題されています。
そのため、今まで出題された問題数は「2400題(※令和3年春期までで)」にものぼります。
例えば、1問1分のペースで問題・解説を読んで学習を進めたとしても「2400分=40時間」と物凄く時間が掛かります。
1問2分のペースだとしたら「4800分=80時間」、3分の場合は「7200分=120時間」掛かります。
ITパスポート試験の計算問題は時間が無い場合はさらっと解説を読む程度でも可能
ITパスポート試験のも毎年計算問題が出題されます。過去問で出題される計算問題は試験日まで時間が無い場合はさらっと過去問の解説を読む程度でもありです。
下の表は過去の出題問題(公開問題を含む)計算問題の出題数です。
出題年 | 出題数 |
令和3年春期 | 6問 |
令和2年秋期 | 8問 |
令和元年秋期 | 9問 |
ITパスポート試験は全100問出題されるうち計算問題は10問も及びません。試験範囲を網羅するためには、計算問題は解説を軽く読む程度というのもありです。
ITパスポート試験を過去問だけで合格を目指す場合、年度別の学習はオススメしない
やりがちなのは、年度別に学習するやり方です。
「令和3年春期」→「令和2年秋期」→「令和元年秋期」と進めていくような感じです。
ITパスポート試験は試験範囲が広く、テキストで基礎的な内容も抑えられていない中、年度別の学習を進めていっても身に付きません。
分野別で類似問題を解いて、試験に必要な知識を定着させていくといった学習が効果的と言えます。
【参考】ITパスポート試験を過去問だけで勉強した結果
ちなみに私は、ITパスポート試験ドットコムの分野別過去問を1周して試験に挑みました。
学習時間は、問題を解く、解説を読む込みで3分程度だったと思いますのでトータル120時間位と思います。
参考までに私が受験したときの試験結果は以下のようになりました。
試験結果は、総合評価点が650点、ストラテジ系540点、マネジメント系700点、テクノロジ系635点
という結果でした。1周すれば、合格できる実力をつけることができました。
合格点より少し上という程度なので、更に得点を取るためには、周回数を増やすなどして知識の定着させれば総合評価点は上がるものと思います。
ITパスポートの過去問を解くための時間を確保できない場合
ITパスポート試験は試験日の変更することができます。
ITパスポートの過去問だけで合格可能ですが、十分な過去問演習をしなければいけません。
試験日までに十分な過去問演習ができない場合、試験日を延長するというのもありです。
試験日を変更する際の要点としては次のとおりです。
- 試験日の3日前まで受験申込内容の変更可能(試験会場、試験日時)
- 新たな試験日として選択できる期間は、 変更日の3日後 ~ 3ヵ月後
- 変更可能期間内での変更回数に制限はないが、初回申込日から1年(同じ日付)を超える試験日は選択不可
詳細は、外部サイト:【ITパスポート試験】受験申込内容の変更 (ipa.go.jp)を参照してください。
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